医学部面接練習を開始しました(9/21 第1回)

医学部受験

医学部面接練習を開始しました(9/21 第1回)

9月21日、当塾では今年度の大分大学医学部総合型選抜に向けた第1回の面接練習を実施しました。

大分大学医学部の総合型選抜、とりわけ地域枠の面接は全国的にも厳しいことで知られており、配点の高さと独特の質問傾向が大きな特徴です。当塾はこの入試に特化した対策を長年行っており、毎年多くの受験生を合格に導いてきました。

いよいよ本格的な面接対策シーズンが始まり、今年も生徒たちとともに一歩ずつ合格に向けた準備を進めていきます。

今回扱った問題の位置づけ

第1回目の練習では、実際の医学部入試で出題された【医師の働き方改革】についてのテーマを参考にした討論を行いました。大分大学医学部の総合型選抜では、医療に関わる社会的な課題を題材に、自分の考えを論理的に述べる力や、多角的な視点から議論を深める力が求められます。

今回の練習テーマも、まさにそうした出題傾向に沿った内容であり、受験生にとっては本番を想定した実戦的な演習となりました。

資料を読み取り、社会問題を医学部志望者としてどう捉えるのか、そして複数の立場や視点を意識して意見を述べることが大切であることを、生徒たちは実感できたと思います。

生徒たちの取り組みの様子

今回の討論練習では、生徒それぞれが異なる視点から意見を出し合い、活発な議論が行われました。テーマが社会的な課題に直結する内容であったため、一人ひとりが自分の考えを整理し、根拠を持って発言する必要がありました。

ある生徒は医療現場での課題に着目し、別の生徒は制度面からの改善を提案するなど、多様な切り口が見られました。その一方で、意見を深掘りする難しさや、チーム全体で議論をまとめる難しさも実感した様子でした。

この段階ではまだ不十分な点もありましたが、初回として「自分の意見を出す」「相手の意見を聞いて考える」ことを体験できたことは、大きな一歩となりました。

医学部面接で求められる力

医学部の面接は「正解を答える場」ではありません。特に大分大学医学部の総合型選抜では、面接官が受験生一人ひとりの考え方や姿勢を深く見ています。

社会問題を扱う討論や質疑では、知識量よりも多角的な視点で考える力論理的に組み立てて説明する力、そして相手の意見を受け止める力が重視されます。これは地域枠でも一般枠でも共通して求められる資質です。

また、自分の経験や考えを自分の言葉で語れるかどうかも重要です。模範解答を暗記するだけでは評価されません。面接官は「この受験生と一緒に働きたいか」「医師としてふさわしいか」を判断しているからです。

今後の練習の流れ

第1回の討論練習は、医学部面接の導入として「社会問題を多角的に考える」ことを体験してもらう内容でした。ここからは段階的にステップアップしていきます。

今後は、志望理由書を深掘りしながら内容を整理する個人面接練習や、実際の面接で出されやすい圧迫質問への対応トレーニングも行っていきます。また、集団討論では論点をまとめる力や、相手に配慮しながら意見を伝える力を磨きます。

出願の時期(11月)までには志望理由書を完成させ、その後2月の本番試験まで実戦的な練習を積み重ねることで、面接当日に最高のパフォーマンスを発揮できるように仕上げていきます。

まとめ

大分大学医学部の総合型選抜、とりわけ地域枠の面接は、全国でも特に厳しい内容で知られています。しかし、しっかりと準備を積めば逆転合格も十分に可能です。

第1回の面接練習を通じて、生徒たちは「自分の考えを整理して伝えることの難しさ」と「多角的な視点を持つことの重要性」を実感しました。こうした経験の積み重ねこそが、本番で堂々と自分を表現できる力につながります。

当塾では地域枠に特化した指導を行いながら、総合型選抜の一般枠や一般選抜にも十分対応できる体制を整えています。まだ面接対策を始めていない受験生も、今からでも十分に間に合います。

本気で医学部合格を目指すなら、一緒に面接力を磨いていきましょう。お気軽にご相談ください。

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